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Dー10バッキー魔改造FE103NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャーOSBバージョン(L.R1セット)ハンドメード

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Dー10バッキー魔改造FE103NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャーOSBバージョン(L.R1セット)ハンドメード

商品説明※Dー10バッキー魔改造 FOSTEX FE103NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャー OSBバージョン マホガニー色(注;スピーカーユニットは輸送中の破損や価格の変動等の要因で付属していませんので別途ご購入下さい)※最初にこのバックロードホーンエンクロージャーは、FOSTEX 10cmフルレンジスピーカーユニット FE103NVの諸元を元に独自設計したものです。他のスピーカーユニットではQ0値等の諸元が異なるため、本来の性能は発揮しませんので予めお知らせ致しておきます。尚「NVシリーズ」は「NV2」に変更されますが、環境負荷の低い接着剤への変更のみで、スペック上は全く同一との事です。今回もかなり踏み込んだ解説を盛り込みましたので、バックロードホーンを既にお持ちの方・ご購入を検討されている方にも参考になると思います。尚、記事の内容は具体的な数値等を元に記載していますが、一部私感も含まれますのでご了承下さい。初回出品から沢山の方からのアクセス・ウオッチリストへの登録・ご入札頂き有難う御座いました。次の商品が出品出来る状態となりましたので登録させて頂きました。尚、説明欄最後にご落札時の配送時間指定をご連絡頂ける様、ご案内致しておりますので、必ずご確認をお願い致します。※魔改造に至る経緯魔改造を考え始めたのは、多くの方がご覧になっている音楽之友社発刊の「バックロードホーン・スピーカーをつくる!」に気になる記事を見つけたのがきっかけです。長岡氏がDー10バッキー製作当時発売していたバックロードホーンに適した効率の高い(Q0が小さい)スピーカーユニットはFE108Σ(Q0値0.28)とFE108S(Q0値0.25)の2つでした。この両者をDー10バッキーに装着した時の周波数特性を見ると、なんと低域再生限界が50Hz止まりだったんです。生前長岡氏が講演で「20は無理にしても30Hzは目指したい」と語ったそうです。そんな方がスピーカーユニットの諸元に合わないエンクロージャーを造るでしょうか?10cmのユニットの場合、実効振動半径は4cm、振動板面積は約50平方センチメートルとなります。片やDー10バッキーの設計図から算出したスロート断面積は45平方センチメートル。以上の数値から断面積比は90%となり、肝心のQ0値は0.2以下の高効率で立ち上がりが早いユニットを使って設計した事が分かります。数知れない実験を行っていた長岡氏が、Dー10バッキーを実在しないスピーカーユニットで設計するとはとても考えられません。更に空気室容量は高効率のユニット特性を考慮して、クロスオーバー(スピーカーユニットからエンクロージャーに渡す)周波数を250Hzに設定しているとの記録が残っているそうです。ここからは私の仮説ですが、当時開発に協賛していたF社が、試作品として長岡氏にQ0値が0.2以下の高効率なユニットを提供したのではないかと?その推測が正しければ、講演の話も、断面積比が計算通りの90%も、クロスオーバー周波数を250Hzに設定したゆえの空気室容量も、計算式の当てはめると全て合致します。結局はF社が長岡氏に提供した試作品は、コストの面で採算が合わずに市販されなかったのでは・・・と考えるのが一般的かも知れません。現にバックロードホーン向きではない物の、(F社 70th Anniversary Model)として、一セット77000と言うかなりの高額で10cmユニットが発売された経緯もあります。では何故書籍には「10cm~12cmユニットの平均をとり、多くのユニットに対応出来る様に」等と記載されているのか、と言う疑問が湧いてきます。空気室容量やスロート断面積を決める「断面積比」と言うQ0値に対する指標が有りますが、それは明確な数字では無く、ある程度の幅があります。筆者はそれを逆手に取って、「色々なユニットに対応できる平均値とした」と記載したのでしょうか?しかし全ての数値が断面積比が90%を基準に定められている事を見ると、どうも長岡氏本人が言った言葉では無く、没後に誰かが後付けした言葉である様な気がしてしまうのは私だけでしょうか?長岡氏は既に他界している為、真意を確認する事が出来ないのが残念です。当時のFE108Σ(Q0値0.28)とFE108S(Q0値0.25)を装着しても低域が50Hz止まりと言う事は、現行のFE108EΣ(Q0値0.3)では断面積比が更に大き過ぎ50Hzも難しいと言う事が何方でも推測が出来るでしょう。またFE108EΣを取り付けた場合、困った事が発生します。空気室内部の奥行き45mmで正面バッフル板の厚が15mmのオリジナルサイズに取り付けると、空気室の背面壁との隙間が3.5mmしか無い事です。空気室には中高音成分をホーンに送らない為の吸音材が入りますが、マグネットで圧縮された部分の吸音材は役目を果たしません。そればかりか、押し固められた吸音材は正面から出る音の逆位相の振動をエンクロージャーに伝えてしまう可能性が大きいです。これはスピーカーにとって致命的な欠陥で、その先は言わなくても想像できると思います。そこで知識の無いビルダーは、バッフル板を厚くしたり、サブバッフルを付けてクリアランスを取ろうとしますが、スピーカーユニットが前に出た分、空気室の容量が増えている事に気が付いていません。結果的に低域は出にくくなり、クロスオーバー周波数も250Hzより上にシフトしてしまいます。ちなみに1cmスピーカーユニットが前に出ると約50cc以上空気室容量が増える計算になります。空気室の容量が増えると言う事は、低域性能が落ちるばかりか中域の周波数特性にも悪影響が及び、吸音材の入れ方次第では共鳴や共振・位相歪等様々な悪影響が生じる可能性が少なからず出てきます。結論から言うと、現在FOSTEXで通常販売しているユニットで、数値として音響的に無改造のオリジナルDー10バッキーに完全に適合しているユニットは一つも無いと言う事です。書籍を鵜みにせず、作者自身が試作していれば、適正量の吸音材を空気室に入れた時、スピーカーユニットが収まりきらない事が分かるはずです。無理矢理押し込んでしまうほど、無頓着な方はいないとは思いますが・・・。「Dー10バッキーにはFE108EΣが最適」とか「FE108EΣの為に開発された」と表現している出品者は何の根拠を元に言っているのか明確にして頂きたいところです。ちなみにFE108EΣの販売開始日は、2005年11月8日、長岡氏はその5年前、2000年に他界してます。ですから「FE108EΣの為に開発された」と言うのは真っ赤な嘘!また「FE108EΣが最適」の「最適」と言う言葉は、「現行品でDー10バッキーの諸元に一番近い特性の物」と読み替えて解釈した方が良さそうです。FE108EΣユニットは既に販売を終了し、限定発売されたFE108SSーHPが話題になっていますが、FE108EΣのQts(Q0)0.3に対し0.39のFE108SSーHPは、バッキーでは更に空気室容量やスロート断面積が大き過ぎ、全くバックロードホーンとしては成立しない状況ですのでご注意下さい。とは言っても設計には色々な考え方がありますし、再生される音にも個人個人に好みがあります。Dー10バッキーに設定された数値は、一般的に知られている計算式に当てはめると大ハッズレですが、低域の再生限界が高くても音のバランス重視と言う見方もありますのでアリと言う方もいるでしょう。しかし低域特性が広ければ、単に低音が出るだけで無く、音楽そのものの厚みが大幅に違ってきます。特にライブ演奏等、その場の雰囲気を味わいたければ、低域性能は広いに越した事がありません。ところがDー10バッキーから発せられる音は「良い音だ」と勘違いされている方が多数いる事も事実の様です。物理的数値と人間の感性・・・、上手く融合すれば最高ですが、これは永遠の課題なのかも知れません。但し、Dー10バッキーの音だと思って聞いている方は、FE108EΣユニットその物の音に薄い低音が追加された物だと思って頂いた方が良いのかも知れません。既にDー10バッキーをご使用の方は客観的に性能を評価するために周波数特性を測定してみたら如何でしょうか?スマートフォンで簡易的に測れる無料のアプリが有りますので、試す価値は大きいと思います。測定の際は、部屋で発生する定在波の影響を最小限にするために、スピーカーユニットと開口部、それぞれの直近で計測してみて下さい。特に見るべき箇所は低域がどこまで出ているかと、測定波形に大きな凸凹が無いかの二点です。良い音だと思って聞いていたスピーカーを客観的に評価できる唯一の手段です。尚、既に私が普及版のFE103NV(標準価格7,480)の諸元を元に造ったエンクロージャーは低域が40Hzを実現しています。如何に専用設計が重要なのかが、ここからでもご理解できるのではないでしょうか?良い音の裏付けに低くまで伸びた周波数特性のグラフが取れたら、やっぱり最高です。前置きが長くなりましたが、以上の事からDー10バッキーのFE103NV専用機への魔改造に挑む結論に至った理由です。勿論、低域特性は長岡氏と同じ30Hzを目指す事にします。※製作に当たりまず、Dー10バッキーの外観上の問題点を拾ってみます。最大の問題点と言うとサイズだと思います。ブックシェルフと言いながら、とてもじゃないですが書棚に設置できる大きさではありません。机に置いたら、とにかく大き過ぎ、床に置いてみたら今度は低する。高さ25cm程度のスピーカースタンド(置台)が必要になりますが、接地面も大きいため特注でもしない限り合う物は皆無でしょう。中にはレンガを積み重ねて置台代わりにしている方もおいでの様ですが、吸湿性が強かったり安定感に不安が有るためオーディオショップ等では勧めていない様です。また奥行きも370mmと高さの割には大きく、設置するのにも自由度が大幅に減るのが欠点です。部屋で起こる定在波を軽減するには、スピーカーを背面や側面の壁から少しでも離す事が一番です。広い部屋ならともかく普通に考えたら邪魔以外の何物でもありません。私だったらスピーカーの性能以前に、このサイズを見ただけで購入候補から真っ先に除外させるでしょう。しかし何故、未だに人気が有るのか?それは長岡氏の名前のおかげ・・・?発表当時から長岡教の信者が盛んに自作に励み、一般にまで知名度を広げていったものと考えるのが普通でしょうか?開口部も斜め板2枚で同様の効果は得られるはずなのに、妙に技巧を凝らした階段造り。そう言えば長岡氏の設計には、斜めが全く無く、音道も含めて全て垂直と水平のみ。定在波対策を考えれば、吸音材の多用以外、避ける手段は考えられませんが、何故そうしたのか聞いてみたいところです。バックロードホーンの原理や周波数特性の意味をご存じの方なら、サイズ以前に候補から外れる事間違いなしです。まぁ、正面からのホルムの良さだけが唯一の人気の秘密なのかも知れません。そこで今回の最低条件は、Dー10バッキーの外観(表面)は大きく崩さずに、安価に購入できるFE103NV専用機を設計する事にしました。まず第一に高さの問題ですが、いっその事スタンド(置台)も作っちゃおうと考えました。次に奥行きはオリジナルより小さければヨシとする事で、設計なりの大きさに・・・。横幅に関しては、現在継続生産している機種とサイズを共有する事で、材料の無駄が省けコストダウンにも繋がる為、オリジナルより10mm程度小さい約170mmに・・・。そしていよいよ内部構造の音道設計に入るのですが、スピーカーユニットと開口部の位置や大きさはオリジナルと寸分変わらず作るため、普段の設計とは逆に開口部からのおおよその見当を付けて設計すると言う、とにかく時間と根気がいる作業となりました。見当から外れた分を修正してはまた逆から辿り、修正しては逆から辿りを10回以上繰り返し、一晩に4~5時間、半月弱をかけてやっと完成したのが今回出品の「Dー10バッキー魔改造 FOSTEX FE103NV専用バックロードホーンエンクロージャー 」です。既にお気付きの方も多いと思いますが、縦方向の延長部分は、サックス型の開口部に繋がる最後のカーブの音道として利用しており、オリジナルのDー10バッキーと根本的に音道の設計その物が違います。音道が長くなれば、確実にオリジナルDー10バッキーよりは低音特性がよくなるはずです。今回は今まで常用していましたMDF材が、ウッドショックの影響か入手困難になったためOSB合板を採用しました。ご存知の方も多いと思いますが、OSB合板は建築資材にも使われ、構造用合板同様、耐力壁にも採用される素材で、比重もありエンクロージャーの素材としては悪くはありません。薄くスライスした木材を強い圧力と熱で接着したエコ素材ですが、木地に多数の凹凸があり、凹凸を埋めるかシナベニア等を圧着して使うしかないと思っていましたが、ランダムに交差する木目が意外と面白く、クリアー塗装を厚塗りする事で十分に使用に堪える素材になる事が試作準備段階の試し塗りで分かり、今回はコレを採用しました。また今回は水性オイルステイン(マホガニー色)で着色後にクリアー塗装を施した結果、「鎌倉彫」を彷彿させる気品と艶を得る事が出来ました。添付写真では伝わりにくいですが、とにかく時間をかけて塗装をしたおかげで、最高のデキとなりました。背面及び底部は黒の艶消し塗装を施し、内外装とも木部を全て塗装で覆っている為、湿度対策はバッチリです。(なにぶん塗装のプロではありませんので、むら・気泡混入・刷毛目残り等はご容赦下さい。)離れて見れば十分高級感が感じられるレベルにまで仕上げてあります。(あくまでも私の感じたままですが・・・)また背面接合部に隙間が見える場合がありますが、内部から接着剤の盛塗りをしている為、音漏れ等の心配は御座いません。添付写真は試作機の物も含まれていますが、お届けする商品は新規に制作した物で、内部・外部とも素人ながら丁寧に作製しています。スピーカーを床に直置きした状態で、ソファーにゆったり座った際の概ね耳の高さにスピーカーユニットがくる様にエンクロージャーの高さを設計しています。(結果的に宅急便で2本1組を1梱包で送れる160サイズに上手く納める事が出来ました。)、バックロードホーン特有の「土管の中で聞く様な音」問題は、特定周波数の共振防止対策で音道の同断面積を無くし全て逆テーパーで設計しました。(添付写真にあるエクセルのシートはスロートからの距離で音道の断面積を導き出すために独自で作りました。)ホーンの広げ方にはエクスポネンシャル方式で指数関数的に音道を広げていく方法で、この手法を導入した後は試作段階でも土管臭さはほぼゼロになりました。S=S0×e^mx S=スロートからの距離がx(m)の所のホーン断面積 (cm^2)S0=スロート断面積 (cm^2)e=2.718・・・ (自然対数の底)m=広がり定数x=スロートからの距離(m)(壁掛け型スピーカーも含めて過去の出品エンクロージャーは全てエクスポネンシャル方式でホーン設計を行っています)スロートから真っ直ぐ背面板に音をぶつける音道設計の場合、大音量で鳴らした時に背面板をある程度厚くしないと箱鳴りが起こりやすい事が判明し、比較的周辺強度の強い空気室側に沿って曲げる事でそれを解消しました。バックロードホーンによく見る音道の曲がり角に入れる斜板は、試作段階での簡易測定・試聴の結果、音の変化がほとんど無い事が判り省きました。前作では正面を含む外板は雇い実(やといざね)ハギ継ぎを採用しましたが、治具を作成し他結果、目違いがほぼゼロになった為、側面板との接着は全てダボ継ぎを採用しました。スピーカー取り付けネジ穴は2.5mmで既に空けてあり、プラスドライバー1本でスピーカーユニットの取り付けが可能です。(スピーカーユニット付属のパッキンは必ず付けてネジは締め過ぎない様ご注意下さい)スピーカーターミナルは音による振動で僅かに緩む事が判明したため、取り付けナットを接着剤で固定して緩み防止をしています。木口も含めて内部に艶消し塗装した結果、高音成分は音道で吸収拡散され、空気室に入れた僅かな吸音材で開口部から心地の良い低音が得られる様になりました。スピーカー配線はエンクロージャー内での仕切り板等との干渉による異音発生の要因となるため、貫通穴(接着処理)とターミナル端子間は完全に浮かし空中配線をしています。また線長も空気室内での無駄な遊びを極力減らし、スピーカーユニット取り付け時には吸音材に沿う長さとしています。(音出し中の異音発生の3大要因は内部配線の干渉・スピーカーユニット取り付け時のネジ締めが不完全・スピーカーターミナルネジの緩みと言われています。)尚、オリジナルDー10バッキーの高さ方向に追加された音道部は、リメークシートで覆い置台に載せられた様に演出しようと思いましたが、あまりにも風格良く出来たため、そのまま出品する事にしました。※諸元等・内部配線は、米国製の「BELDEN 8470」を使用。・スピーカーターミナルは、真鍮金メッキ端子 バナナプラグ 4Φケーブル接続対応。 (端子ネジはペンチで締める等、かなり無理なテストを行った上で強度的は問題無しと判断し採用しましたが、 樹脂カバーが割れたとの報告が有りました。  試作機を入れると25セット造って初めての事例なのでイレギュラーだとは思いますが、  万が一破損が有りましたら代替品をお送り致しますので遠慮なくご連絡下さい。)・スピーカー端子は、audio-technica社製 スリーブ付ファストン金メッキ端子205を使用。・空気室内に吸音材として混合合繊100パーセントの弾力性ニードルフェルト10mm厚を使用。・外寸は、高さ795mm / 幅170mm / 奥行273mm(突起を含まず) / OSB合板 板厚12mm 正面及び上面・階段部分に3mm厚のベニヤ板を圧着し15mm/ 重量約8.5kg(ユニット含まず一本)MDF材は8.0kgでした。・音道長は約2.4m / 断面積比65% / 空気室容量1.63リットル / スロート断面積32.6平方センチメートル / 広がり定数0.8 / クロスーオーバー周波数200Hz。・気になる再生周波数範囲は残念ながら概ね 70~18KHz しかしダラ下がりで20Hzまで再現できています。 (WaveSpectra及びWaveGeneを導入。20Hz~20KHz対応のUSBコンデンサーマイクで測定) (校正を要する様な高級な測定システムでは無いため、グラフは参考程度と言う事でお願いします。尚マイクの特性か、どのスピーカをテストしても高域側の伸び方が悪い様です) また、外寸等に関しましては全て手作りのため、僅かな誤差が有ります事はご容赦下さい。20~20KHzの高音質で試聴が出来ます。直リンクは「こちらから」※最後に試作機が出来上がって音出しをしたところ、10cmユニットとは思えない低域の厚さに驚きました。前作のFE103NV専用機に比べると、低域のパンチ力は多少劣るものの、音の厚みが全く違います。試しに今までの最高傑作と自負しているFE126NV専用機と並べて聞き比べをしましたが、音の厚み・解像力・音のバランス等、かなりの肉薄で、切り替えて聞かないと違いが判らない程のパフォーマンスでした。しかし周波数特性を計測してビックリ。数値的には低域は70Hz程度ですが、ダラ下がりで20Hzまで再現できていました。広がり定数を0.8に設定して音道長を長く取ったのが要因の様です。オーディオファンには有名なテラークレーベルのチャイコフスキー大序曲1812年(キャノン砲実音入り)を、FE126NV専用機と聞き比べた「丸ごと一曲、ピークホールド」グラフ(添付写真)を見ると、音の傾向が想像できるかと思います。10cmのスピーカーユニットとは思えない低音再生能力を持ったエンクロージャーを是非、音楽のお供に加えてあげて下さい。尚、大口径のユニットではありませんので部屋を揺らす様な重低音は期待しないで下さい。ちなみに重低音とは20Hz以下の周波数で、もはや音ではなく振動で伝わる物です。オークション出品者の中には「重低音」を勘違いされて説明文に記載されている方がいらっしゃる様でとても残念な事です。また内外装とも木部の露出が一切なく、湿度による経年劣化や板の反り・割れ等が生じにくいため、スピーカーユニット自体が壊れるまで長く付き合える一品と自負しています。更にダボ継ぎ等の採用や内部の艶消し塗装の結果、悪戯に重量を増やす補強材や斜板等を省く事が出来、とてもシンプルで美しい音道が完成しました。添付写真でご覧の通り、無駄の無いとても美しいホーン構造が設計出来ました。この美しさも良い音の一役をなしている様な気がします(o^∀^)付属していますポリエステル綿は、開口部下に適量を敷き詰める事で排出される低音成分の特性を変える事が出来ます。部屋の広さ・残響・設置する場所・スピーカーのエージング状態等、環境により綿の量を加減してお楽しみ下さい。見栄えの点では綿を敷いた上に黒のフェルトをかぶせると良いかも知れませんのでお試し下さい。尚、開口部は音に影響が出ますので間違ってもヘソクリの隠し場所等にはなさらない様にお願いします。また残響が大きいく密閉性の高い部屋等で聞く場合は、低域のトーンコントロールまたはイコライザーで250Hz以下を適度に下げて頂ければ心地良い音で聞く事が出来ると思います。尚、スピーカーコード接続のターミナルネジは、輸送中の破損軽減のため取り外して、ポリエステル綿の袋に同梱させて頂きました。ちなみに、出来上がったDー10バッキー魔改造 FOSTEX FE103NV専用機にP1000Kを取り付けたテスト結果を報告しておきます。P1000K Q0(0.53)と、FE103NV Q0(0.46)では、断面積比で5~15パーセント程度の差が有り、低域が出にくい傾向ですが、実験の結果はさほど大きな差は出ませんでした。元々最低共振周波数F0は、FE103NVの91.8Hzに対し、P1000Kは82Hzとコーン紙が重い分低域特性が良い事が実験結果に表れている様です。測定のグラフ(添付写真)を見るとFE103NVの低域再生限界が70Hzに対し、P1000Kは80Hzで、適切な断面積比の方が間違いなく低域性能を伸ばしています。しかし両者とも20Hzまでダラ下がりで再現できていて、試聴する限り低域に関しては遜色無いレベルです。反面、高域再生限界はFE103NVが22KHz、P1000Kが16KHzと、数値の上でも測定結果でもFE103NVが勝っている事が分かります。この差をどの様に判断するかは皆様しだいですが、バックロードホーンとして確実に動作しているのは、専用設計したFE103NVである事は間違いありません。オリジナルのDー10バッキーは断面積比90パーセントで設計、最適とされているFE108EΣの適正断面積比は80パーセント。僅かな差に思われるかもしれませんが、バックロードホーンとして確実に動作しているかは、今回の実験と同様の結果が得られると推測します。宝の持ち腐れと言った理由は、こんな結果からも判断できるのではないでしょうか。ミリ単位のパーツ切り出し作業、多数の穴を開けてのダボ継ぎ等々、手間の連続ですが、やはり良い物を造るには、ただ切って貼り付けただけではダメな様な気がします。物造りで設計から携わった方でしたら、多分ご理解できるのかなぁ?自分が納得できる物でないと、お求めした方にも何も伝わらないし、その延長線上に良い音を奏でるスピーカーがある様な気がします。手間を考えたら、商売としてはとてもじゃないけど採算が取れません(o^∀^) 趣味の延長で物造りが好きなオッサンの道楽じゃないと続けて行けそうも無さそうです。今後の課題は塗装の腕を上げる事。磨き過ぎて下地を出し再塗装なんて、日常茶飯事です。これからも精進してバックロードホーン一筋、造り続けて行こうと思っていますので、応援宜しくお願いします。スピーカーは物理学の塊です。物理の法則を無視しては良い音を拾い出す事は出来ません。しかしそれを聞くのは人間で、それぞれの感性があり、ある人は良い音だと言い、ある人はダメな音だと言うでしょう。特にバックロードホーンは好き嫌いが出やすいスピーカーと言われているため、全ての方に納得頂ける物では無い事も予めお伝えしておかなければいけません。でも多くの技術者は「皆に良い音だ」と言われるよう、沢山の種類のスピーカーを失敗を重ねながら作ってきました。でもそこには必ず物理の法則があり、その上で創意工夫があったはずです。単に趣味として作っている私ですが、おそらくはその一人なのでしょう。また歴史の長いバックロードホーンですが、全てのデーターは先駆者たちの経験の積み重ねで纏められたもので、未完全な部分も多々あります。今後の進歩や新たな定説等、まだまだ進歩が期待できるスピーカー構造で有る事も付け加えておきます。最後の最後に他の出品者の商品を指摘する事は本意ではありませんが、知識の乏しいビルダーがそれらしい物を造って、「バックロードホーン」と謳って出品している事に対し、先駆者たちの名誉のためにも、あえて苦言を呈させて頂きました。スピーカーユニットの諸元に合わせて設計されたバックロードホーンで、作成者が試作・試聴し、正しく評価している物は絶対に癖の強い音は出しません。また、有名機のコピーを出品されている場合、設計当時のスピーカーユニットが現存していれば良いですが、口径が同じなら何でも大丈夫的表現は明らかに間違いです。全てのユニットを装着して試聴すれば、その間違いも判るはずですが、それすら行っていないと暴露している事と同等です。装着可能とバックロードホーンとしてきちんと動作するかは別物で、きちんと明記しないとトラブルの元になりかねません。さらには書籍に掲載されている設計図であっても、複数のスピーカーユニットに対応している物は注意が必要です。先にもお話しましたが、スピーカーユニットは型番が変われば諸元も全く同一では有りません。場合によっては周波数特性を計測したユニット以外はハズレとなる事も十分考えられます。何故こんな事が起きるのか???それは単に先に有った設計図のモディファイだったり、目的のスピーカーユニットを決めずにアバウトな設計をしたから。要するに「ピンポイント設計から少し外れても、さほど音に影響はない」と言う見解なのでしょうが、以前私がFE103NVで試した結果では断面積比がプラス側に10パーセント増えただけで、耳で聞き分けられるほど低域が薄くなっていました。それでもバックロードホーンとして機能はしていますが、スピーカーユニットの潜在能力が全て生かし切れていないのは非常に残念な事です。本来のバックロードホーンは、スピーカーユニットの諸元を元に専用に作られていた物で、既にあるエンクロージャーに口径の合うスピーカーユニットを取り付けて完成すると言う、安易な代物では無い事を最後の最後に強く言いたいと思います。まぐれ当りは無いとは言いませんが、既に出来た箱に手元にあるスピーカーユニットを取り付けても十中八九、ハズレだと思って頂いて間違いは無いです。そして、ハズレにも関わらず、それがバックロードホーンの音だと勘違いされている方が、一人でも減る事を願うばかりです。誰かが「良い音だ」と言ったらそれに引っ張られてしまう事はもう止めましょう。いくら有名機でも、高価な木材を使っても、いくら綺麗に仕上がっていても、スピーカーユニットの諸元を無視して造った物は、ただの無駄で邪魔な箱にしか過ぎません。バックロードホーン購入を考えている方は、特に何が重要なのかよく勉強なさってからお決め頂く事をお勧め致します。また、商品説明欄にはきちんとした裏付けやデーター等を元に、誰が見ても分かる様な記載を最低限して欲しいです。良くご存じの方なら「これは間違いダ!」と分かるでしょうが、そうで無い方は意外と騙されてしまう事が少なくない様です。既に他界している長岡氏が、その5年後に発売されたFE108EΣの為にD-10バッキーを造ったとか言う話は絶対に無理な事です。今回出品の「D-10魔改造バックロードホーンエンクロージャー」の内部配線には、古くからの老舗で放送・音響分野では評判の高い、米国製の「BELDEN 8470」を使用しました。高域特性が良いとされていますが、30~40cmの内部配線の長さでは、無酸素純銅スピーカーケーブルとの違いは試聴でも周波数特性を取っても変化は見られませんでした。試しに電気工作で使われるビニールコードでも全く変化はありませんでした。実験する前から結果が分かっていましたが・・・。出品者の中には「高音もよく出る傾向」と言った様な曖昧な表現をされている方がいますが、どんなコードと比べたら違いが判るのでしょう?。何の裏付けも無い、単なるプラシーボ効果とも思える私感を公開しては絶対にダメです。YouTubeで「スピーカーケーブルで音が変わる理屈」と言うタイトルで解説していますので、興味のある方は覗いてみると良いと思います。https://www.youtube.com/watch?v=xTy0l-gh1kA&t=73sまあ、高級なケーブルを使ったと言う事だけご評価下さい。また出品者の中に一部間違った表現をされている方がおいでなので蛇足ながら説明させて頂きます。。Dー10バッキーにFE108EΣを組付けた状態で20Hzの音を再生してみたところ、コーンが振動しているのがはっきりとわかり、音もはっきりと聴こえたと言う内容です。ちなみに口径6.5cmのP650Kでも20Hzはおろか5Hzでもコーンが振動しているのは確認できます。さらに周波数測定のマイクを近づけても5Hzの音が出ている事は確認できます。問題はその周波数がリスニングポイントまで届くかどうか・・・、詳しくは「バックロードホーンの原理」で説明していますが、最低共振周波数(F0)はユニットの口径が小さければ、前面にある無限の空気に対し、振動板がいくら動いても波として伝えられない事を意味します。ちなみにFE108EΣの最低共振周波数(F0)は77Hz、要するにユニットそのものから20Hzは出せないと言う事をデーターが物語っています。一般的に専門家の間では、コーンが振動していても波として送り出せない事を「空気を空振りしている」という様です。説明を鵜呑みにせず、この機会にバックロードホーンの原理など、勉強してみては如何でしょうか。スピーカーは美しい音を奏でる為の設備です。外観や造りの美しさも大事ですが、音に関しては嘘偽りは当然の事、根拠や裏付けの無い事は広告しては絶対にダメです。工業製品なら「景品表示法の違反行為」と言う事で処罰されます。オークションだからとか、ハンドメードだから大丈夫と言う事は無いと私は思います。結局は信頼を落としていく結果になるのでしょう。スマホの無料アプリでも周波数特性を簡易的に計測できる物があります。「低音が良く出る」とか「高音が綺麗」なんて書くくらいなら、計測結果を添付写真で載せてくれた方がよっぽど説得力がありますよネ。再三にわたりバックロードホーンの何たるかをアナウンスしてきましたが、未だにバックロードホーンもどきを出品される方や落札される方がいらっしゃるのが不思議です。勿論、出品も落札も個人の自由であるからして、異論を唱える訳では無いですが、何となく歯がゆい気分であると同時に、「バックロードホーンってこんな物なんだぁ・・・」と思われる事が、先駆者たちの名誉を傷付けて様でとても悲しく思います。未だに「バックロードホーン」=「癖のある音」と言われ続けられる理由はコレなんだと思います。どうやらバックロードホーンはバスレフ型や密閉型と同一と思っている方が少なく無い様で、口径が合えば何でも装着可能だと思っている方が出品者にも落札者にも多い様です。また、この「癖のある音が好きだ」と言う方もおいでの様ですが、音楽再生ソフトで如何様にも好みの音を作れる現在では、むしろ癖の無いフラットな特性のスピーカーが必要だと私は感じます。癖のある特にリバーブが効いたスピーカーを、クラシック向きのフラットな特性に音楽再生ソフトで修正するのは無理な話です。是非下記の二項目をお読みいただいてバックロードホーンの何たるかをご理解下さい。失敗しないバックロードホーンエンクロージャーを選ぶための最低限必要な知識となります。リンクよりより「バックロードホーンの原理」と「何故スピーカーユニットの特性がエンクロージャー選びに必要なのか?」をお読みください。その他の疑問点等や皆様からのご質問等、簡単なHPを作りましたので、お時間がある時にでもお立ち寄りください。掲示板も備えましたので、ご落札頂いた皆様からの音出し後のご感想や疑問点等、何でもご記入頂けます。またバックロードホーン愛好家の皆様の交流・情報交換の場としてご利用も歓迎致します。写真添付も可能ですので、お気軽にご投稿をお願い致します。尚、ヤフーオークション規約により直接のご注文はNGとなっておりますのでご遠慮下さい。ホームページはこちらから※送料は勝手ですがヤマト運輸の着払いでお願い致します。送料は下記URLで確認できます。静岡より発送で160サイズ 25kg未満となります。宅急便運賃一覧表はこちらから https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/estimate/cyubu.html尚、時間指定が以下の通り可能です。・午前中・14時~16時・16時~18時・18時~20時・19時~21時ご落札後、お支払い前又は、お支払い直後に「取引メッセージ」でお知らせ下さい。お知らせが無い場合は「時間指定なし」で集荷依頼をかけさせて頂きます。--------------------------------------------------------※ご落札頂きましたユーザー様の試聴記今回の「Dー10バッキー魔改造 FOSTEX FE103NV専用機」をご落札頂きました茨城県在住T様より貴重なレポートを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。価格で一桁違う、タンノイと比較試聴頂き、設計段階から苦労して造った甲斐がありました。これからご入札される皆様の参考の一つにでもなればと思い、ご本人の了解を頂きまして掲載致しました。尚最後に、ご提案頂いた件に関しまして、検証結果を報告させて頂きます。以下、原文通りです。---------------------------------------------------------------試聴の件装置;アンプ 自作 300Bシングル  回路構成:6SN7ー2段直結 6SN7はTang-sol(Round Plate)希少ヴィンテージ管(米国-eBayから購入)300BーWE製 これもヴィンテージ出力トランス;ISO(旧Tango)FC-20*色々台数を設計・製作してたどり着いた自信作です。音の豊かさ、解像度、またその生々しさ・・全然違います。スピーカー:タンノイ(普段使っているSP,今回Referensとして使用)<今日2〜3時間聴いた結果> コスパ最高!!  厳密にいえば、音の繊細さ・透明感・伸びといった点ではタンノイ  がやはり微妙に優れていますが・・・・  (値段を考えれば個人的にはそうでないと困る_( ´艸`) )  しかし、これほど豊かに音が出る事にまず驚きです。   自然だし疲れさせない豊かさを感じます。   これでは並みのスピーカーは完全に負けますよ。  しばらく聴いていると中高音がややこもる感じがしたので、  スパーツイターを付けてみました・・・。結果は今一??  そんなところに、吸音材の話が出てきたので、試しに同梱してい  ただいた吸音材を一掴みFE-103NVの裏に入れてみました。  スッキリ・・いいです!!!  本当に驚きました。 イイですよ!!  昔 三菱ダイアトーン+スパーツイターで使っていたので懐か  しいです。  アンプもそうですが、複雑な事をやらない方がいいのです。  いくら物理特性が良くても・・。  聴いて疲れない、爽やかな、そして豊かでもっと聴きたくなる・・・  そんなのがいいんです。  昔(有名オーディオメーカー)にいたころ、出力や周波数特性と言った物理特性、  スピーカーも30cmウーハーを使った3way密閉式、能率は下がるが  周波数特性やダンピング特性はいい。しかも高価!!  ・・・でも聴いて疲れる。  商売には良いでしょうが、なんとなく納得がいかずオーディオの  世界からは完全に離れました。  貴殿のシステムはまさに趣味の醍醐味ですね。  スピーカーのエージングが進めばもっと良くなるでしょう!!---------------------------------------------------------------ユニット裏の空気室にポリエステル綿を詰めて中高音のこもり感が改善した件を検証してみました。本機は、過去の経験からスロート直近の音道コーナーで角度が僅かに変わるだけで、高域の特性が変化する事を利用し微調整しています。音が変わる要因は、本来嫌われ者の定在波が、高域に行くに従って減衰する高調波歪を作り、この歪がちょうど真空管アンプ独特の高調波歪と酷似していたため、もともとハイ上がりのNV系のユニットの嫌な部分をソフトにしてくれたものと思われます。基本的に音道の広がり定数は決めていますが、スロート付近は直管でも低域の音圧に変化は無い事も実験の結果判っていたので、特定周波数の共鳴や共振が出ない範囲で、周波数特性に大きな凸凹が出ない事を確認しながら測定と試聴を繰り返し、聞きやすい音を探った結果できたのが本機です。試聴記をお寄せ頂いたT様は真空管アンプをお使いで、真空管独特の高調波歪と、バックロードホーン側の高調波歪のダブル歪で中高域がWソフトに成っていたと考えられます。スピーカーユニット裏の空気室に入れたアクリル綿は測定の結果、スピーカーから発せられる高調波歪の半減に繋がり、真空管アンプでの中高音のこもり感が改善したと判断されます。ここで得られた情報を纏めると、デジタルアンプで聞かれる場合は無改造で、真空管アンプで聞かれる場合は空気室に同梱のポリエステル綿を一つかみ入れて頂ければ、最適な状況で音楽を楽しんで頂けると言う事です。是非、参考になさって下さい。※ご注意下さいD-10バッキーにFE103NV2やを取り付けている物や1000K適合と謳った出品をたまに見ます。Q0(共振先鋭度)値0.2以下の高能率なスピーカーユニットを前提に設定されたD-10バッキーに、Q0(共振先鋭度)値0.46のFE103NV2を取り付けた場合、空気室容量やスロート断面積が極端に大き過ぎ、ロードが全くかからないスカスカ状態である事は明白です。スカスカ状態と言う事は、低域の拡大は全く見込めず、バックロードホーン自体の役目を果たさないばかりか、負の要素(土管臭さ等)だけ目立つ物と予想されます。更にQ0(共振先鋭度)値の大きな1000Kは、何を根拠に適合と記載しているのでしょうか?ちなみにFE103NV2に適合させるには空気室容量・スロート断面積とも、2~3割程度の縮小が必要ですが、空気室は砂等を入れる事で対応できますが、スロート断面積の変更はその後ろに続く音道もあり縮小は不可能です。D-10バッキー+FE103NV2は、バックロードホーン自体をご理解されていない方の出品としか考えられません。少しでも知識がある方でしたら、こんな組み合わせは100パーセント行いません。FE103NV2をD-10バッキーに装着して聞こえる音は、FE103NV2ユニット本体の音に、位相歪等の不具合が乗った曖昧なものと想定されます。現在、オリジナルのD-10バッキーに数値として適応するスピーカーユニットは、私の知る限りでは口径12cmのFE126NV2のみで、更に空気室の容量を拡大するためサブバッフルで4cmほど前に出す改良を施す必要あります。これ以外の組み合わせは、スピーカーユニットの諸元を十分理解の上、お選びする事をお勧めします。尚、出品も落札も個人の自由ですから、ダメとは言いませんが、お金を払って落札する以上、こんな無駄遣いは避けた方が賢明だと強く感じます。

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